初夏・房総の旅
 眼下に広がる太平洋の大海原、美しい海岸線に打ち寄せる青い波、また断崖絶壁で荒々しく砕ける波しふき、丸い地球を実感させる水平線、太平洋から登る真っ赤な太陽、これら房総のすべてを体感、さらに房総の新鮮な恵み。そして江戸時代、五十五歳から七十一歳までの高齢で日本国中を測量してまわり、初めての実測による日本地図を完成させた伊能忠敬、その偉業の足跡を知ると共に、当日は佐原の夏祭りが開催され全市あげてのお祭りムード。日本三大はやしの一つ佐原ばやしを聞き、練り歩く山車を見物。さらに房総の自然に触れ堪能する修旅行です。
 銚子半島は水郷筑波国定公園一帯で、海岸線は犬吠埼を中心として湾あり岬あり、断崖絶壁があって変化にとみ、坂東太郎(利根川)の流れをはさんで茨城県に対し、東と南は太平洋に突き出ており、全国有数の水揚げ量を誇る銚子漁港があります。特に江戸時代には、商業上、江戸と密接な交流があったため、他の地と異なって江戸文化の影響を強く受けており、昔から文人・墨客・歌人・俳人らの多くが来遊し、多くの文化碑も残っています。今回は北総から九十九里の浜まで遠い昔へのロマンと大海原。歴史と自然のパフォーマンスに遭遇する研修旅行です。

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